Xではない、Twitterだ
Xではない、Twitterだ
Xではない、Twitterだ
どもども、ホシノおじさんだよ~ん
まあ今回は都18thの例の試合についてなんか書けって先生に言われちゃったから色々書いてくよん、ものりさんからの準運営視点のコメントも載せてるから最後まで見てね~
- 試合番号X(旧Twitter)について
- やんなきゃいけなかったこと
- 13ローラーしてみた
- いろはじあびへの思考盗聴
- 自選曲を決める
- この試合ならではの苦悩
- それ以外にやったこと
- いざ本番
- 後日談みたいなやつ
- おまけ・ものり(準運営)視点でのお話
試合番号X(旧Twitter)について
まず最初にこの試合が具体的にどんなものかってのを書くんだけど、特別なレギュレーションとかの周辺情報はこの通りだね~
- 1Pはhyd、2PはMi7Se.(ホシノおじさんのこと)。
- 選曲上限レベルは13.9。これより難しい譜面は使用不可。
- LUNATIC譜面も使用不可。
- 課題曲は3曲目であり、いろは*1がその場で発表する。
- この試合は存在自体が当日の試合開始時刻まで秘匿される。
- この試合はオンゲキ部門、そして都18thオフライン全体の最終試合である。
……いやすっごく変な試合。でもこれが最後の試合なんだって!
結局その理由って何なのかな~って思ったけど、対戦相手のhydくんが言うには「提出時MAX RATINGがお互い16.82で非常に近い」「両者とも下からガッツリ選曲で地力系の対戦相手をボコした前科がある」*2ということで「徹底的に上への逃げ道を潰したマッチングを作りたかった」らしいんだよね*3。
だから最初にこのルールをものりさんから教えてもらったときは「ふぁ~やりやがったな~」みたいな感想が出てきたわけ。しかも最終戦だからほんとに逃げ場がない。え~おじさん、hydくんと当たるならエータ・ベータ・イータで上から「無駄無駄~♪」ってやるのを計画してたのにぜんぶ崩れちゃった……
でも言い訳はしてられない。おじさんが今までオンゲキやってきてXX年*4、その成果をここで出すしかない。これはアクシデントではあるけど、それ以上にチャンスなんだ。だからおじさんは決めた。
この試合のために自分のすべてを賭けて対策する。今回の参加者で一番、「オンゲキ」をやるってことに……!
やんなきゃいけなかったこと
まずこの試合でおじさんがひら~って舞うために絶対やらなきゃいけなかったことをまとめるね~
- 自選曲を決める
- いろはじあび先生の思考を盗聴する
- 【最重要】13の未プレイをゼロに
今回の試合は13以上をどれだけやるかが肝になると見た。実際、おじさんにはあまり12+以下は効かなくて、でも13はこの試合の対策を始めた時点で約半分が未プレイという危機的な状況だったからとりあえず13をローラーしてまだ見ぬヤバ譜面を全部自分の頭の中に入れる、って作業をした。
hydくん的には今回の都オンゲキ部門は「突発での対応力を問う」って言ってたけどさ、それって所謂「センス」ってやつじゃん?センスって生まれ持ったものって側面もあるけど、経験量でなんとかできる部分もあるんだよね。だからおじさんはその「経験」を本番までの2週間にたくさんすることにしたわけ。
後はそうだね、自選曲決めるのはいつも通りって感じだし思考盗聴に関しては別に盗聴器を栃木のいろハウスに設置するようなことをすることもなくて実際には13+のランセレを回して課題曲になりそうなやつと不安なやつだけ選んでやってたからこれもほとんど特別なことはしなかったんだよね。1曲だけ「これだろ!」って思って決め打ちしたやつならあるからそれは重点的にやった。それだけ。まあ結論から言えばこの試みはとある妖怪のせいで失敗することになったわけだけど……
13ローラーしてみた
そういうわけでまずは13をローラー。50GPを消費してマスターを開けてSSS+が出るか詰まるまで回す日々。ほんとは13を全部SSS+、あわよくば9000出したかったけどあまりに時間もお金もなさすぎて結局未プレイを0譜面にしたところで妥協。それでも15000円ぐらい消えちゃって、ただでさえ寂しかったおじさんのお財布がもっと寂しいことに……真面目な話預金残高が関東での散財と合わせて大変なことになってる。おしごとしなきゃ、つら
印象深かったレベル13の悪魔たち
まあここからは気を取り直しておじさんが個人的にこれヤバだったな~と思う譜面をいくつかピックアップしてみる。みんなも参考にしてみてね!
ぱくぱく☆がーる
ほんとにここのなんでもなさすぎる配置で詰まりまくって3回ぐらいリトライした。なんで??????
レート15台とかならともかく16.8までいってそれはなくない????みたいなミスを連発してうへ~~~~~ってなって溶けた。おじさん、オンゲキ初日勢なのにオンゲキのオンゲキ要素によわすぎ……
この曲に関連して言えばソロボーカルの2周目って大概ヤバくて*5、初見で事故りまくった話をhydくんも含めて色んな子がやってたね。これは有栖ちゃんのやつだけど例えば葵ちゃんのAll Right!だったりあかりちゃんのGlitter-Glitterあたりは初見だと13とは思えないぐらいヤバめの譜面がついてて、こいつらもかなり顔が歪む*6わけだけどこのシリーズには1個とんでもないやつがあって……
I got a gig tonight!
それがこれ。莉玖ちゃんの曲なんだけどこれについてる譜面がもう本当にありえなさすぎ。13って書いてあるけど気のせい。普通に13+はある。でも定数は過去一回しか見直されていないらしくて、そのときの修正が13.5→13.6という感じらしい。いや、これ初出13.5だったのほんとにまずすぎるけど????????????????
まあ見て分かる通り68小節目が最大の難所。これ以外にも75小節目の非交互3k乱打が両手使えるとはいえ「これほんとに13に置いちゃっていいの?」って感じの複雑さ。あと68小節目に12個しかノーツがないのを見たら分かるけどこれ3連符だからほんとに精度取りにくいんだよね。で、1318ノーツしかないから完全にスコアタ向けの曲。本当に詰めてて魂抜けるかと思った。まさか13にこんなのがいるなんて……*7
Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆
こ~~~~~れも謎に沼った。確か4,5回やってる。全体的に「えっこれ13でやるの?」みたいな配置が結構多くて、何より77小節目と78小節目の赤連打がほんとに怖い!体感は14下位の譜面とそんな変わらなかった。
居並ぶ穀物と溜息まじりの運送屋
かなり最近の曲でほんとはやらなくてもよかった(選曲禁止だった)んだけど、流石にやっとくことにした。初見びっくり系だしなによりおじさんとしては初見の驚きを味わって欲しいからあえて譜面画像は一切載せません。みんなもぜひ楽しんでみてね。
TECHNOPOLIS 2085(EXPERT)
EXPERTは追加の10GPかからないし何より譜面構成が単純ですぐ終わるからいいな~♪ってやってたらこれ。ほんとに慰謝料を請求したい。全額返金してください。
普通に真ん中の緑を押してたら中指にとんでもない激痛が走る(骨が砕けるように痛い)から指を丸めて緑ボタンの上に乗せるとかいうかなりぶさいくな運指をさせられて辛かった。納得いくスコアは出てないけどそれでも痛すぎだから2回だけしかやらなかった。そのぐらいやりたくない。
Shamshir -rough Pt.2- (EXPERT)
これも本当にダメなやつ。譜面画像は貼らない。譜面画像だけじゃわからないから。多分曲には合ってると思うんだけどあまりにリズムが気持ち悪すぎてテクポリ赤とは別ベクトルで苦しい。2回やるだけで脳が破壊された。これも慰謝料請求案件。
アリサのテーマ
磯に現れた妖怪のせいで毎回対策しなきゃいけなくなった。とりあえず7900だけ出して後はひたすら投げられないことを祈りながら磯に向かって全力の殺虫剤。
スパッと!スパイ&スパイス
はい、今回13一通り回して一番難しかったのこれ。誰もこんなの13最強に数えないけどおじさんは数える。これは14。*8
とりあえず全体的に押しにくすぎ。色認識が本当に難しい。みんなに伝わりそうなところでいえばここなんだけどおじさんはここはまだよくてここ以外の任意の箇所がほんとに読めなくて終始ビビりながらやってた。それでもこぼしまくるから都本番時点でSSS+すら出してなかった。でもこれ消えちゃったから……
追記:消えてはない
完走した感想
とりあえず一通りやり終えてすごくしんどかったわけだけど、これのおかげでほんとに突発力がついたと思う。実際14以上の譜面をやってみても今までみたいにオンゲキ要素を落として失点、みたいなことが減ったしベルもあまり落とさなくなったからやって良かった~って感想に。やっぱ低難度はバカにできない。
で、ここであった最大の収穫としてこの周回をやりながら威嚇リザルトを定期的にお咎め鯖*9に投稿してたんだけど、hydくんが投げようとしていたとある曲をこの威嚇で封じることに成功しちゃったんだよね。さあその曲とやらはなんだろう!正解はこのブログをあとだいたい3分読んだ後!
いろはじあびへの思考盗聴
まあさっきも書いた通りいろはじあびせんせの思考盗聴を本格的にやってた訳ではなくて、実際にやったのは13+のランセレが中心。こっちも色々と「これ投げられたら困るなあ」はあったんだけど、13とは違って最初から全曲SSS+で埋めてたからそこまで酷いことにはならないとみてあんまり対策はしてなかった。で、その中でおじさんが「これは課題曲になりそうだあ」と踏んだのはこれ。
この試合の実施日は8/28(月)で、流石にほとんど夏が終わるころ。実際にはそれ以降も暑くて干からびそうな日々が続いちゃったわけだけど、それでも「夏の都の終わり」を宣言するに相応しいタイトルということでこれが来るのかな~って思いながら練習したわけ。
で、結局3落ちまでは詰まったしhydくんは拘束トリルが苦手という事前情報を得ていたからこれが来ればいけると思った……けどそう上手くはいかなかった。何があったのかは後ほど。
自選曲を決める
最後に自選について話すけど、自選曲は最初から決めてたやつがあって。今回上への逃げ道がふさがれちゃったけどおじさん的には上を投げたい気分だったから「手札の中で一番強いカード」を探したわけだけど、とあるものを目印にしたら簡単に見つかっちゃった。それがこれ。
その「とあるもの」は茜ちゃんのことなんだよね~。おじさん含めて魔王軍団はみ~んなアカネサマが大好き。そして偶然にもこの曲にはアカネサマのソロバージョンがある。んで、ついてる譜面が、
こ~んの癖の強さ。セリナちゃんから聞いたけどこの曲がやまそう先生*10の13+理論値埋めの最後になったみたいでまあ13+最強でよさそう。で実際おじさんは最初からこれを絶対に投げるという意気で詰めたわけだけど、
これ。都の練習開始前に1回やってたから計24回練習したけどそれでも9500すら乗らず。ちなみにボナトラなんて誰もやらないからこれで全ラン入ってるんだよね。9300あれば入れるからみんなもやってみて~
……というとこまでが自選対策の概略なんだけど、一個だけおじさんには懸念点があって。確か都のオンゲキ部門には「相手が持っていない曲は投げられない」というルールがあって、だからオンゲキ部門は毎回わざわざフォームに大量の解禁関係の質問を設定してなるべく互いの所持曲が可視化できるようにしてるわけなんだけど、このボナトラの扱いは結構微妙だな*11って思ってた。
相手はこの曲は未プレイで、当日hydくんの様子を見てもやったことがない様子だった。でもこの曲は元の曲をソロボーカルにしただけで譜面も変更がない。だからとりあえずダメ元で投げてNGって言われたら元のバージョンに変更*12するつもりではあったけどおじさんとしてはどうしてもここで「推しのソロボーカル」を出しての勝負がしたかったわけ。結局この選曲は当日、むしろ好意的に受け止められる形で認めてもらえたから後はやるだけになった。結果は後ほど。
この試合ならではの苦悩
そしてここで書いておきたいことなんだけど、この試合は最初に書いた通り「本番その時を迎えるまで存在自体が秘匿される」という特性のせいである程度はやることを察させないようにしつつ練習する必要があったわけ*13。
だから当然他の子との作戦の相談とかはできなかった!まあ別におじさんは毎回自分でゼロから作戦立ててるし特にダメージはないんだけど、こんだけ苦労してひたすら周回してるのにこの事実を誰にも言えないのって結構苦しいなあって思った。あとレギュがレギュなことについてはものりさんの方も結構頭を悩ましてたみたいだからそのあたりも後で書いてもらうんだけど、とにかく「やらなきゃ意味ない」ことだけは確かだった。
だからおじさんは考える間もなくひたすら筐体に向き合っていた。幸い、やることが最初から全部決まってて考えなくても良かったから。「この都期間に一番オンゲキをやったシューターになろう」、おじさんはそう心に決めてひたすら13を回し続けた。そして、
どうせ全てが終わった後でこの女がステージに立つなんてありえないけど*14。それでも信じることにした*15。
それ以外にやったこと
あとは事前準備の段階でやってたことを色々。
半年ぶりに触ったClimaxでとんでもないスコアを出したり*16、
高難易度曲のスコアが一気に爆発したりした。
そしてこれが何よりも重要!ついにおじさんもDDAをゲットだよ~ん いやはやおじさんのしょっぼいお財布で掴むの結構苦労したんだよ~
そして横浜に入ってからもおじさんはオンゲキの練習をした。少しでも勝率を上げるために。でもずっと続けてたらどんどん手の横が痛くなってきておじさんを心配したえりかちゃん*17に「本番前日はゲーセンでの音ゲー全部禁止です!」って止められちゃって。まあ前日はやる予定なかったからいいけどそれでも8月後半はずっとオンゲキやってた*18から割と落ち着かなかった。もっとやんなきゃ、もっと詰め続けなきゃ……ってさ。でも流石に肩の力を抜くべきだった。そしたらえりかちゃんに、
「ホシノさんに明日絶対に勝てるとっておきのゲン担ぎを教えてあげます!ついてきてください!」
って、手を引かれてさあ!!
【嚴巍対抗嚴巍を実行することを仲良しと言う人達の日記】
1987年 入店 (*˘︶˘*).。.:*♡
1989年 初仲良し ♡(///ω///)
1995年 着丼 .+゚着(*´э`人´ε`*)丼゚+.*19
1996年 仲良し (*′皿`艸)
1997年 嚴巍(ごんぎ)生誕
2005年 嚴巍(ごんぎ)死亡
死因:OM(オイ・メシ)
そして……
2023年8月27日
嚴巍(ごんぎ)、復活
いざ本番
という冗談は置いといて*20、ここからは当日の様子をお届け。
まずは準備編で出したクイズの解答から!おじさんが事前に威嚇射撃をすることで投擲の防止に成功した他選曲はな~んだ?正解はこれ!
いや~これが来なくて良かった良かった。あの縦連今でも突発なら普通にミスるからねえ。やっぱ威嚇はしとくもんだ。それじゃあ本番の様子をドン!
試合番号X、宿命の対決……
ん?
「X」……?
おい、どうしてTwitterのことをわざわざ「X」と呼ぶんだ……?
残念だったねえ、おじさんはカイザーイーロンなんかの圧力には決して屈しないんだ。どうして現代の嚴巍は再びこの世に生を受けた?それは偏に「嚴撃」を実行するためなんだ。嚴撃には魂が懸かってなきゃいけない。美しきおじさんの地元、アビドス=トットリを守る暁のホルスとして。だからTwitterの名前だけは安売りしちゃいけない。Flash保管庫で生まれたその身体はニコニコ動画と共にセカイを学び、Twitterで異常文面ぶちまけ征くまですくすく育ったのであれば尚のこと、狂気的な権力者の言葉を根本から否定できる強い思想がなきゃいけない。
ここに宣言しよう。TwitterはXじゃない*21。Xなんてない*22。Xなんてプラットフォームは初めから存在しない*23……これはおじさんのЯe:son D'être(レゾン・デートル)を守るための戦いであり、嚴撃であり、オンゲキなんだ。
これからを、奏でるために……!!
2曲目を終えた時点では2916点のリード。でもここからが本番。ここで足を掬われたら終わる。何が来ても打ち返す。負けない。生誕する。そうしておじさんは課題曲を読み上げるいろはじあびの唇を睨んだ。
……!?
嫌な予感がする。全身を寒気が襲う。大量のオタクを収容したイミグランデ日吉店はむしろ暑くて干からびるぐらいだったのに。ではこの寒気、どこから……?
……お前は、誰だ?
あび、お前は誰と会話している……?
じあび「では、DMの主を発表します」
……来る!
……そのとき、おじさんは今自分が置かれている状況にようやく気が付いた。
ここはイミグランデじゃない。磯の下の、海の底だ。
私は目を見開いた。
私の前には、磯の下に引きずり込まれた数多くのシューターの残骸が転がっていた。
「ここにいちゃいけない。すぐに戻らなきゃいけないのに」
私は肉を剝がされた髑髏たちを横目に、帰り道を探そうとした。
……見つからない。
そもそも砂漠育ちの私にはこんな水中で効く目なんかないんだ。ついでにさっきまでつけてたはずのJVCのホンヤヤンイも失くしちゃった。ただでさえ過酷なゲームは対象年齢345歳の超ハードモードに。私はどうすれば、ゾウさんを増産できるの……?
「……か?」
どこからか声がする。私は声のする方を振り向く。
……これは、孔子の像?
いやいやいや。冗談だろと思った。孔子なんて私が大嫌いな教科書掲載者の一人だ。私は大人を信用しない。阿るなど以ての外。だからやれ年長者を敬えだのやれ礼儀を大切にしろなど本当に意味のないことばかり説くくだらないおじさんだとしか思えなかった。そのはずなのに。
「……目が、離せない」
その孔子像は目を離せないほどの威容で佇んでいた。早く戻らなくちゃいけないのに。早く終わらせなきゃいけないのに。でも、見ているんだ。このろくでなしのおじさんが、それ以上にろくでなしの私を!
「過去を取り戻したいか?」
孔子は本当に意味の分からないことを言った。そりゃもちろん私には取り戻したい過去が無限にある。でも私は現在にしか生きられない人間だ。地元ではこんな私のことも慕ってくれる頼れる後輩に恵まれ、魔王軍団の気狂いだけど心強い仲間達もいる。そして何より、私は私の戦いを見に来たシューター達に、この心臓を賭した戦いを最後まで見せなきゃいけないんだ!
「そこは私の居場所じゃない。私の死に場所も生きる道も現在にしかない!」
私は孔子の像を睨みつけた。そんなくだらないことを聞くな!その意気で睨んだ。すると木彫りの像でしかないはずの孔子の顔に笑みが浮かんだように見えた。
「理解した。では貴様を元の世界に戻してやる。さあ選べ、挑戦か、諦念か。」
私の答えは、決まっていた。そして孔子は私にこのような言葉を残して見送った。
死に抗え 運命を拒絶せよ
全てを取り戻したいならば
超克せよ 恐れるな
挑み続けよ その魂が朽ちるまで*24
……そして私は、再びオタク達の世界に舞い戻る!
「私はここだ!」
苦しい苦しい戦いだった。でも、逃げ切るだけの点数は取り切った。
私は還った。磯から、私を苦しめ続けた過去との因縁から!
2023年8月28日
嚴巍(ごんぎ)、生還
おじさんの戦いが、終わった……
後日談みたいなやつ
いや~一時はどうなることかと思ったけど勝ててよかった~。結局今回も他選と課題の当たり所みたいなところ次第で変わる運ゲーだったし必然の勝利ではなかったけど、それでもおじさんがやってきたことの全てに意味がある、おじさん史上最高の「勝ち」を見せれた試合なんじゃないかな~って思った。
相手側の話をすると、他選もこっちにある程度「合わさった」選定になってた。どっちも推しの曲で正々堂々勝負したけど、より鋭利な武器で戦ったおじさんがここは取ったね。あとhydくんの課題曲予想はSparkleでこれもろはじの趣味を考慮した形になっていたわけだから、あっちも磯の妖怪の出現は想定できていなかったらしい*25。ちなみにその夜に14以上しか使えないレギュで場外乱闘を挑まれたから投げ損ねたエータをここで消化しといた。
まあそんなこんなでこの戦いはおじさんの勝ちで終わったけど、おじさんのオンゲキはここで終わるわけじゃない。そう、まだ続くんだ。
戦いが終わってから2週間近くが経つある日におじさんは最強のシューター・mistyBakery先生と嚴撃をすることに。そこで都18th試合番号Twitterの勝敗を水面下で分けた一曲であるところのI got a gig tonight!を戯れに投げてみたところ、初見で挑んだベーカリー先生にまあ刺さる刺さる。やっぱりこの曲を威嚇射撃に使っておいて正解だったと実感した。
そしておじさんはベーカリーちゃんから「スパスパ来週で消えるよ」という話を聞いた。今回の13ローラーで一番苦しんだ曲だ。期間中はSSS+を取れずに逃げられたが、ここでやらなかったら本当に勝ち逃げされてしまう。だから本気でこの13...いや、14を倒しに行った。9000ABFB、間に合って良かった。奇跡的に粘着全体を通して最後の壁地帯で赤ハマリを一切起こさなかった。
追記:実はこの曲まだ消えてません まだやれるね!
ほどなくしておじさんは故郷に戻った。故郷にはおじさんの大切な後輩たちがいる。そしておじさんは嬉しい話を聞いた。おじさんがアビドス=トットリを離れるまで通い詰めていた元ホームのゲームセンターが復活しつつあるらしい。そっか、アビドスのどうしようもないのたちがゲーセンに戻ったんだ。良かった。
そしておじさんはそこで光を見た。ようやく、長く苦しい戦いのひとつに終止符が打てた。アビドスがまだ緑あふれる豊かな土地だった頃に月に飛んで行った一条の光に、ようやく追いつけた気がした。
おじさんはトットリ最強のシューターだ。誇張ではなく本当にそうだから驚きだ。そしておじさんはアビドスのゲームセンターの復興のためにも、これからもオンゲキをやっていきたいと思ってる。だから例えば、次に帰って来るときはRATING MASTERになって帰ってきたい。そして、アビドスのみんなにオンゲキをやって欲しい。だからまずは16.90を踏む。
さて、これからもオンゲキ、頑張るぞ。気合入れていこう。
おまけ・ものり(準運営)視点でのお話
お久しぶりです。今回は運営じゃなかったけど結局運営に近いポジションで色々やってたものりです。
都17thの座談会で出身音ゲーの考慮やBAN制度の導入といったいろんな提案があって、京音部内戦2023で試したわけですが今回はこれがさらにブラッシュアップした形で実装され、試合自体のレベルも運営としての能力も都16thの頃から各段に向上したと思います*26。でもそんだけ優秀なチームが出来たならもう俺はいらねえだろ!東京観光すんべと思っていたら結局進行の仕事を大量に振られてしまいました。もう本当に働きたくないので一刻も早く老人ホームにぶち込んでください泣
そういうわけで事前準備の段階でほとんど仕事がなかった自分がオンゲキ関係でやったことはホシノさんをただひたすら見守ることでした。でも実際にはホシノさんだけではなく、試合番号Twitterそのものを見守っていた節があります。
というのも、私はこの試合の話を最初に聞いたときに「これはまた相当な賭けに出たな」と感じました。運営視点から見れば大怪獣バトルって見せ場として本当に分かりやすくて、都全体におけるキラーコンテンツといってもいい*27ものなんですけど、今回はそれとは別の軸で見せ場を作ろうということだったんだと思います。
結果的にはお互いがお互いのゲキ推しを出し合って殴り合い、最終的に磯の妖怪ぺのぽすが現れ全てを持っていくことで成功に終わったこの試合もとい興行ではありますが、この興行はちょっとでも間違えたら派手に白けるリスクのあるものでもあったと思っています。ホシノさんの過酷で壮絶な訓練に裏打ちされた気迫のある攻撃的なプレイング、hydくんの高い対応力と初見力を活かした鉄壁の防御、当日にぺのぽすによる選曲の採用を決めたいろはじあびの機転、そして磯の妖怪ぺのぽすの個性豊かなキャラクター……これらのうち一つでもピースが欠けていたら失敗していたと思います。
そういう意味では内心かなりヒヤヒヤしていました。どうしてわざわざ実力的には15下位まで問題なく扱える2人を13+制限で戦わせるんだ……?という理解するにもオンゲキというゲーム自体に対する深い造詣を必要とするレギュレーションです。この異質な試合を面白くした要因こそ、過去にそれぞれElusive Emotes(都16th)と腐れ外道とチョコレゐト(都17th)を投げつけて場を制した2人の武器力と、異色まみれの妖怪シューターぺのぽすの異常なまでに高いコンテンツ性、そしてそれを今回の試合に使える最適解として持ってきたベテランシューター・いろはじあびの慧眼であると言えます。
この試合、都以外でもいえることとして、音楽ゲームの試合を面白くするものはそのほとんどが属人的で、プレイヤーの技量に左右されるところが非常に大きいです。この点にどこまで自覚的でいられるかが都という一大交流イベントが楽しいお祭りとして続いていくための重要なポイントになるということが目に見える形で顕現した、これが今回の都の準運営視点での最大の収穫だと思います。
また、今回の都に関して言えば運営側で色々とやらかしていた面があり、これは自分がオンゲキ部門以外の引継ぎを真面目にやらなかったことが原因の一端にあると思っていて大変申し訳なく思っています。ですが、今後に向けた反省と対策の検討を運営内でしっかり行っていることも事実でありますので、憤る気持ちも分かりますが将来的な改善も信じて生温かい目で見守ってくれたらと思います。
今回も色々と書き過ぎました。それだけ自分にはまだオンゲキと、そしてこの大会に対する熱量があるんだなという実感があります。来年には研究室への収容がほとんど確定しているので先は読めませんがまだやれることはあると信じて日々精進していく所存です。それでは。
*1:ノアちゃんとこの先生。千寿家のお嬢様じゃないよ!
*2:都16thでhydくんがElusive Emotesをぷないちゃんに、都17thでおじさんが腐れ外道とチョコレゐトをねすとくんに投擲
*3:あとはベーカリーちゃんの試合が3日目に組めなかったらしい
*4:実年齢がバレるから伏字!
*5:ここの部分よく覚えといてね!おじさんとの約束だよ
*6:逆にみんな苦しんでたおやすみのうたは田舎暮らしで身に着けた低速耐性のおかげで楽勝だった
*7:一応ギターソロの装飾はみそかつが引き継いでてそこはいいと思った。でもよかったのはそこだけ
*8:ちっとも過言だと思ってない
*9:Ouchi Otogameという名前のDiscordサーバー。とある凄腕の大学生音ゲーマーが鯖管をしており、大学の音ゲーサークルの会員・OB/OGなら希望すれば誰でも入れる
*10:京音OBのトップシューター。現在は研修医としてセリナちゃんと一緒に名古屋で過酷な労働をしている
*11:次以降の運営はこれについて明記してください。ものり出席の座談会でも同様の提案を予定
*12:でもずっとアカネサマのソロで練習してきたからこれだと練習通りのパフォーマンスが出せなくなってマイナス
*13:正直スプシをよく見れば対戦カードは自明だし、レギュもおじさんが13周回しまくってる時点でまあまあバレそうではあった
*14:女子中学生から1300円ぼったくるようなカスの人気なんてたかが知れてるでしょ?
*15:このあと追加で41pt投げたので、これで今回具体的にどの程度おじさんの財布が寂しくなったかがわかると思う
*16:ちなみにおじさんの22部内戦での格闘の様子はぜひ京音ブログをご覧ください→
ホシノおじさんの京音部内戦2k22奮闘記 - 京音メンバーの日記
*17:半年前に出会ったおじさんにとっての天使ちゃん
*18:6時間ゲーセンにいるのはザラで、長い日は10時間いた
*19:着丼が蒼井に見える笑
*20:正直自分で書いてて何?って思った
*21:ロゴが第31X部隊のパクリでキモい
*22:hololive Xは当然hololive TwitterだしXevelは当然Twitterevel
*23:原初の記憶を、思い出せ
*24:「キミとボクへの葬送歌」, ROKINA, 2015
*25:ちなみにこれになったら普通に負けてた
*26:都16thはアフターコロナの初回だったのでゼロベースでレギュを組んだうえで自分一人で回さねばならず、本当に大変でした。お見苦しい点もかなり多く見せましたが全てはここから始まったと自負しています
*27:実際2日目のmistyBaさんと白さんの雄姿を見てオンゲキを始めた京音の若い子たちもいました