おたくるナンセンス

無意味なる思想・幻想・幻覚の類

【オンゲキ】ホシノおじさん、ついにRATING MASTERになる。

 どうも~!! とうとうRATING MASTERになっちゃった小鳥遊ホシノだよ~ん

otaku-luna.hateblo.jp

 前回のレマスがんばるぞ記事ではレマスを必要リセント17.30で取るための要件の計算をメインにやって、目標点を曲別に設定したわけだけど、最終的にどうなったかというと……

べ枠

バカのリセント

 えっなにこれ????????????????????????????????

狂気のリセ枠 その真相

 なんとこのおじさん、必要リセントを第一目標の17.30まで下げきることなく17.32は必要という状態でレマスを達成するという恐らくあまり例がないであろう「バカのやり方」で達成しちゃったってわけ……

 まあでもこれでいけたのにはちゃんと理由があって、それは

 最初からMeteorsnowで盛るつもりで徹底的に緻密なスコア管理をしたこと

 にあると思う。そういうわけでこのレマス到達記事は

  • レマス狙いで特にがんばった15
  • Meteorsnow攻略法 おじさんの場合
  • レマス狙い等、音ゲー上達に必要なこと

 の3つで構成することに。そんじゃ、はじまりはじまり~

15を頑張ったはなし

 おじさん的にレマス狙いの過程でとくに頑張った15の話なんだけど、Meteorsnowを除けばまあ真っ先に

Apollo - TJ.hangneil

まあこれなわけだ。

Apollo[MASTER 15.4]

正直、ボス曲のジャケットとしてはこれ以上ないと思う

 とりあえず細かい攻略法はもう以下の記事に丸投げしちゃう。

note.com

 一応記事内容はABFB攻略になってるんだけど、SSS狙いの段階ですらも十分役に立つ神記事なので共有。ちなみにこの記事の作者の人はApolloをABFBしてレマスになった(????)にもかかわらずレマスになった後に追加されたMeteorsnowはまだ1003000点台らしい。え、本当に何故??????*1

 で、おじさんはさらに生塩ノアちゃんから「回数を積みましょう」と言われたから「この譜面、さては回数を積めば積むほど有利だな????」という考えに。そして色々試行錯誤して最終的に辿り着いた作戦が、

 Apollo3回を1セットとして、いくつか休憩の曲を挟みながら1日のうちにnセット行う

 という作戦。これで癖がつくのを防ぎつつ効果的に回数を積み上げられるというわけ。

with えりかちゃん人形(置いてるだけで地力が上がる)

 で、最終的に出たスコアがこれ。まあ目標には届かなかったけどほぼほぼ追い詰めた、という形にはなるね。あとBPM250のトリルに関しては4つ区切りで認識するようにしたらすごく安定したから試して欲しいな。

Op.I 《fear-TITΛN-》[MAS 15.1]

このジャケットの有栖ちゃんのことを誰かに巨根って言われて以来、一生抜けない癖がついた

 お次は15.1からこれ。いやほんっっっっっっっとに苦労した。なんで15.2から下げた????????

そんな音鳴ってないんだけど?

 特におじさんが苦労した配置はこれ。曲中で鳴ってない音を取ってるという段階で難易度が上がるのはもちろんなんだけど、おじさんはこの動きがそもそもダメ。で、片手トリル処理を用いた読み替えは赤青片手トリルも読み替え行為も大の苦手なおじさんには絶対出来ない。だから見たままやるしかなかった。

 結局これも回数を積み上げるしかないということでゲーセンに行く度にやる羽目に。でも日を重ねるごとに少しずつ伸びていったという点ではとてもいい成功体験になったなとは思う。

確かその日の一発スコア

 結果は1,007,281点でフィニッシュ。まあこれは目標がそもそも7050だったのでいい終わり方だったな。

光焔のラテラルアーク[MAS 15.3]

やっぱり葵ちゃんのなまあしはいいよね、、、

 これも苦戦したやつ。しかもこれに関しては12月以降もう1点も伸びなかった。

螺旋階段が押せないBlack Diary/烏森大黒

 なんか結局ここのゲームになってた。ここ以外は割と上手くなってたのにここがいつまでも足を引っ張る&ここが出来たら他が出来ないだったから結局まぐれ当たりの5700が最高点。あーあ。こんなことしてたらそのうちほんとにMarbleblue.と再逆転しそう。

Stardust:RAY[MAS 15.2]

背景のいかつさとせっちゃんのあどけなさが不一致すぎてやや怖め

 おじさんが一番嫌いな15。ほんっとに最後まで上手くならなかった。

ほんとに限界 マジで無理

 サビ終わりまで7000以上残した状態で終盤どう誤魔化すかみたいなゲームだった。当然読み替えがヘタクソなおじさんはそこで蠱滅。もうほんとに見たまま押しで通せる地力を持ち込んだ方がいいんじゃないかなとすら思える。当然、今でも15.2以下の全曲*2でダントツに低いです。

宿星審判[MAS 15.1]

こっちが宿星審判

で、こっちが猫足蕾

 どう?アハ体験できた?

 ……という冗談はさておき。この譜面は放置した方がいい鍵盤譜面であるはずなのにやたらと回数をかけた。まあユメステで名前宿星審判にして挙句の果てに自己紹介を「インターネットミィム・ミクラー」にするぐらいにはこの曲には思い入れがあったからね。したたかない。

インターネットミィム・ミクラー 魂のオンゲキ

 とりあえず意地で単曲17へ。これも15.1とはとても考えられないまずさ。あと京音のやないとかいう人はこの曲のことを「やどぬしさいばん」と読んでいたらしく、なんかもう色々とやばいんだなと思った。

LAMIA[MAS 15.4]

 さあここからが本番。ここからがほんとの負のオンゲキだ。

LAMIA n'est pas de l'ONGEKI, c'est de la torture.

 そうそう、この曲に関しちゃおじさんの先生が別次元でバトってたんだけど、いやにしてもほんとにこれオンゲキ❓ってぐらいの鍵盤への極振り。いやほんとにね、おじさんにこんなの見える訳がないって……

 って思ってたんだよね。そう、2023年までは。

2024年が始まって1時間以内に撮影された写真

 2024年に突入した瞬間信じられない爆伸び。いやなんで????????ってレベルで今まで噛み合わなかったところが噛み合った。流石に意味が分からなかったのでその原因を探った。すると、ある一つの答えが思い当たった。それがこれ。

あなたは押す 義務があるわ 稽古でクソデニムを

𝑩𝒍𝒂𝒄𝒌 𝑫𝒊𝒂𝒓𝒚 [𝑶𝑳𝑰𝑽𝑰𝑬𝑹 𝑽𝑰𝑰]

 ユメステで星章97%を達成し、もう伸ばすものがなくなったおじさんはだ~いすきな大黒ちゃんのために黒日記の乱ノックを開始することにした。とりあえず毎日100.60%以上のスコアを1回は出すことをノルマにやってみて、5kの認識力と突破力を鍛えてみることに。

 これが想像をはるかに超えて効果絶大だった。今年に入ってからの音ゲーの成果の9割が黒日記乱ノックで培った地力によって出たというレベル。まずユメステだけでも、

  • Masquarade黒の癖が抜けた
  • Etoile黒の癖が抜けた
  • ちいさけ黒のランダムを回そうとしたら1回目で5落ちAP(自己べ)が出た
  • 暦黒の5k地帯が2グレで通るようになった
  • FiE黒の後半の5k→連続32分階段がAPで通った
  • デスノートの5kが見えてほぼ押せるようになった
  • Realize黒の前半の5kがほとんどフルコンで安定するようになった

などなど様々な効果が!!!!そしてユメステでこれだけの変化が起こればオンゲキで何も起こらないというわけはなく、さらに1週間後には、

翌日のサトシ生誕を祝うためにエンマキへ

ここまで伸ばして当初予定よりも多くのレート値を回収する結果に。そして、黒日記乱ノックで圧倒的地力を得たおじさんはもう止まらない……!!

FestA of PandemoniuM[MAS 15.3]

FoP?FoPってなんや?

 地力を一気に高めたおじさんの次の破壊対象はこれ。そして結果はこう。

読める、読めるぞ……!!

 なんと今までさんざん地力が足りないと嘆いてきた最後の鍵盤が見えるようになり、その結果通行料が半減。他の15はもうあんまり伸びなさそうだけどこっちは頑張れば4500までは伸ばせるんじゃないかという希望が見えてきた。

Selenadia[MAS 15.4]

 そしてこれ。間違いなくおじさんのレマス狙いにおける最大の敵だったやつ。

記憶の行きつく先に待つもの

 これについてはもう本当に苦労させられた。まず前半の5レーンが押せない、サビの最後が押せない、そしてアウトロが押せない。全押しすればいいじゃんって思うかもしれないけどおじさんは今まで全押し処理を全然使わなかったせいで227の早入れすら無理。だから本当に苦しかった。地力がないから。でも黒日記ランダムをやったおかげで、

もう意地だけで跳んでやる

なんとか300点分の向上。たかが300されど300、これだって役に立った。だからまあいいんじゃないの?

μ3[MAS]

 保険とか言って結局使ったやつ。具体的には、

未来への挑戦を、おじさんは「行く」って呼んでるんだ

 ここまで(つまり、17.01)。これだけで1650点の得だからほんとにありがたかった。ちなみにこれも黒日記乱ノックの恩恵ね。

怨撃[LUN 15.0]

 で、それでも足りなかったから。

絶対に譲れない価値のために

 そう、これも保険だったんだけど手をつけた。使った解説とかはこんな感じ:

youtu.be

 この動画で芋虫以外のお勉強をして、

note.com

 この記事で芋虫無敵時間やり過ごしルートのお勉強をした。で、ここまでやったんだけどイライラ棒と隕石の噛み合いがどうにも上手くいかなくて。これどうしようかな、もうダメかな……って思ってた矢先に。

 

 

 

 

 

 

 「……どうしても、やりたいの?」

 

 

 

 

 「……そ、その声は……!!」

 

 

 

 

 

 

怨撃攻略 起死回生の秘策

 まふゆちゃんが、おじさんを助けに来てくれた。

 

 まふゆちゃんは魔王軍における真の最強プレイヤー……なんだけど、普段は訳あって「セカイ」の奥深くで慎ましく過ごしている*3。オンゲキにおいても現行のレート理論値である17.13を達成しているみたいで、今回はなんとおじさんに弾幕の回避力を少しだけ分けてくれるみたいだった。

天国と地獄を分ける最後の戦い

 まふゆちゃんの力の一部が刻まれたカードを差し込み、いざ最終決戦へ。そして、おじさんはついに最後の最後、逆走を突破。あとは鍵盤をこなすだけ!闇夜におじさん、独りぼっち……!!

最悪の事態。こうしてべ枠を盛るための戦いは終わる

 あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

おじさんには、オンゲキしかないんだよ……

 おじさんのべ枠を求める旅は、なんとここで終わり。この時点で必要リセントは17.32...…これ流石に不安じゃない?おじさんはそう思っていた。それもそのはず。実はLAMIAやFoPを倒した回、一度Meteorsnowで涙を呑んでいた。だけど、おじさんは諦めていなかった。

 この日の忘れ物を、取りに行く機会を。

Meteorsnow 1,006,000点安定攻略

【最重要】意識の話

 さあ、ここからがみんな必見の内容。「Meteorsnowでリセント盛りをするにはどういう意識が必要なのか?」のコーナー。実際Meteorsnowで盛りたくて、それでもなかなか上手くいかない人は多いと思う。だからここからは特に17.30かそれより少し多い必要リセントでレマスに到達することを考えている人向けの解説。まず最初の大前提として、

 

 必要だと思った時以外、絶対にMeteorsnowを選曲しない

 

 ことが大事だよねえ。やっぱり、余計な癖をつけないためにはこうするっきゃない。で、これに関連するもう一つのだいじな前提として、「出来る日と出来ない日の差は大きい」んだよね。出来る日は初っ端から1007000点を越えたりとか、そういう「え?これ上手いじゃん」ってはっきり分かる日。一方、出来ない日は自己ベストに全然届かないような数字が出続けるからとりあえず3回やってみて、「あっこれダメだな」って思ったらすぐ撤退することが重要なんじゃないかなと思う。

 あとはリセント詰めに挑戦している間は「常に思考を止めない、油断しない」ことが何よりも大事。毎回毎回自分のプレーを振り返って、「こここうするべきだったな」とか「ここが怖かったから次からはこの意識で行こう」とかをしっかり考える力は絶対に要る。そして毎回毎回、曲開始時と曲終了時は気を引き締める。そんなことは流石にないだろうけど「今日出来なかったらもう一生出来ない!だからなんとしても踏みとどまらなくちゃ」ぐらいの気持ちでやらなきゃダメだと思う。

 これが出来ないと本当に悲惨なことになると思う。多分、おじさんが思うにMeteorsnowでのリセント盛りが上手くいかない人って「なんか出た」だけですべての音ゲーの成果を片付けようとしたり、漫然と回数を積んじゃうせいで余計な癖をつけてしまうような人ばかりなんだと思う。やっぱり、音ゲーにおける基本的なPDCAサイクルであるところの、「自分のプレーを見返して、次のよりよいプレーに繋げる」というところがしっかりできてないとこの作業は厳しい。途中での捨てゲーが一切許されない上一箇所でも事故ったら終了の繊細なプレーを10回も繰り返すこの作業においては特に重要。これは間違いない。

 

 という前提を長々と語ったところでやっと譜面本体の解説に入る。いやあ老人の説教が続いて申し訳ないねえ。でも今まで言ったことは全部大事なこと。それじゃあいくよ~ん

1~22小節

序盤 全て足切り以下の配置

 まずここ。ここで1HITでも出るようならもう今すぐにリセント盛りをやめた方がいい。

 過言でもなんでもなくここは理論値で通すべきだと思う。そもそもMeteorsnowって赤換算でのSSS+許容が52個しかなくて、そんなレベルの許容キツツキ*4でしかないからこんなとこじゃ赤は出しても1個か2個だし、HIT以下なんてもう以ての外。スコア力の積みなおし*5が要求されるレベルだと思う。

 ちなみにおじさんはこうは書いてるけどレマスになったときのMeteorsnow盛りのラスト2回で22小節の2個押し4連を全押し4連にしてそれでHIT2個を通行料にするという最悪の癖を発症しててもう本当に危なかった。たまたま軽微な癖だったから助かったけどこの譜面はリセント盛りに使えると一般に吹聴されているにもかかわらずこういう癖がもう無限につく。だから例えば粘着の一発目でSSS+を出したりとか、リセ枠にApolloやラテラルを混ぜたりとかそういうやり方で押し切るしかない。

23~40小節

ベルを見ろ 鍵盤は全部覚えろ

 ここはもうひたすらベルに注目する。許容が少ないという話はさっきしたけど、もしここでベルを落とそうものならその狭い許容がさらに圧迫される。だから鍵盤部分でどういう手の動きをすればいいかはもう全部覚えて、ひたすらベルを目で追うしかない。

 ちなみにこの曲はベルがちょうど200個なので、ベルは1個300点。Apolloのベルってすごく重いな~って思ったでしょ?アレと同じ重さであるということを頭に入れて慎重に攻略しよう。

 40小節目についてはわざわざ譜面画像は貼らないけど対処が分かれるところだと思う。おじさんは壁を全部順手で処理したけどここで出張使うかどうかはお好みで。

41~56小節

一息付ける休憩地帯ながらも全く油断ができない

 ここまでベルを落としそうで怖い配置が続いたからここでFB確認をしたいと思うかもしれないけど、56小節のベルを拾いきるまでは待って欲しい。そもそもこの部分は休憩ではあるけどレーン幅が狭い上結構なハイペースで横に振ってくるからよそ見してるとコースアウトする可能性が高い。だから56小節まで待とう。そしてこの後に難所が控えているから56小節目で気合を入れなおそう。

57~65小節(サビ①:ラクリマクヌギダマ地帯)

スコア上限を考えた場合の最大の難所

 やっと来たね。リセント盛りの中で出せるスコアの上限はほとんどここで決まるし、特に鍵盤が相変わらず苦手ならここが足枷になると思う。まあもちろんほとんどの人は62小節と63小節に特大の譜面を抱えていると思うので、まずはここを大体1~2HITぐらいで安定して切り抜けられるようにしよう。そして、粘着の1回目からここで5HIT以上出してる日はもうMeteorsnowに触らないこと。黙って別のことをやりに行こう。

 まず62小節目なんだけど、ここは4本しか指を使わないからそこまで構える必要はないと思う。といっても24分が混ざってるの普通にキツすぎるしじっと見てたら癖つく配置してるから、まずは24分のところを全押しで誤魔化してみて、慣れてきたら真面目に押すって感じがいいんじゃないかなあ。ちゃんと押すなら4つ区切りがオススメ。サビはここと63だけ4/4拍子だからね。

 

 ……と、ここでシロコちゃん*6からモモトークが届いた

 

 「ん、ホシノ先輩。Meteorsnowのここがわからない。何かいいやり方ある?」

3回見たら死ぬのに10回は見なきゃいけない絵

 「ああ、そこね?そこのことならおじさんは見たまま押したよ~。しっかりイメトレして~、あとその直前のとこも完璧に押すようにしてね~」

 

 「ムロツヨシ…(静かなる怒り)」

 

 あーあ。またシロコちゃんからの株が落ちちゃったな。まあでもこう返すしかなくて、実際おじさんはこの配置は一切読み替えずに押した。右手側に寄せる読み替えとか、探せば色々あると思うけどおじさんはそんなとこまで頭が回んなくてねえ……結局そのまんま押しちゃった方がいいなになって結局ここを見たまま押すことを12回繰り返した。*7

 もちろんこんなことを繰り返すんだから癖はしっかりついて*8、作業後半に差し掛かるとここで1MISSを貰うテイクが目立った。もちろん一発目からMISSを出してるようならやる意味はないんだけど、リセント盛りの後半にここでいろいろ出すのはもう致し方ないというか。特に抜けのアバンギャルド君がやばいからここを全押し併用で2HITで逃げる、って作戦も普通に取ってた。

 他に盛りの後半の方でついたヤバい癖として、22小節を全部全押しして2HIT貰う、というものがあった。「そんなとこでHIT出すなら盛るのをやめろ」とさっき書いたのに、だよ?ともかくリセント盛りの後半はこういうプレミが目立つわけだから、例えば1,006,000点を平均に設定するとしても最初のうちは1,006,600~1,007,000ぐらいのスコアが安定して取れるべきだなって思う。

 で、ここからのお話はその「安定」の面において一番大事なパートの話。ここが終わったからって油断しないこと!むしろ本番はここから!

66~85小節

拍子とかがコロコロ変わっちゃうせいで画像のトリミングが大変すぎる!

 ここは地味に難しい。さっきの鍵盤が問題なく押せる人は逆にここを苦手としてるパターンが多いかも。とにかく細か~い難所が多い。14.9レベルの異なる種類の配置が連続するから基礎ができてないとほんとにしんどいと思う。

 とはいえここはさっきまでとは違って76小節目以外あまり癖はつきにくい。特に78-79の太鼓の達人地帯は慣れるまではしっかりイメトレするべき。逆に76小節目は読み替え出来ない同色配置でかなり癖をつけやすいから直前の階段が終わったらひたすら全押し、みたいな安全策を取ることもできる(おじさんは全押しも苦手だから使わなかったけど……)。

 83小節目に入ったら現時点でのスコア状況を確認できる。ここまでに8500以上を残すのが理想ペース。後半でそれは流石に厳しいので、まあ7500以上残るならいいということにしよう。そして予め言っておくんだけど、

 ここからの失点は「必ず」1500点以内に収めること

 そうじゃないとリセントがぶっ壊れちゃうよ!

86~101小節(サビ②)

一発の被弾までなら誤作動かもしれない

 ここは休憩……なんだけど、弾避けという動作も必要になるから人によっては微妙かも。なんかここを「あの」譜面になぞらえて隕石って呼ぶ人もいるみたいだけど、同じ表現をするにはあまりに難易度がかけ離れてるからここではそうは呼ばない方針。

 で、弾避けに関しては特に解説することもなんにもなくて、強いて言えば「ノーガードでも1被弾まではしてもいい」ってこと。実際おじさんもリセント盛ってる最中に2回やらかしたけど生きてるし。まあ怖かったらガード積んでいいけどおじさんは「正直ここで死んでるようならレマスとかどだい無理な話だなあ... 」って思ってたから普通にノーガード、というか茜ちゃん艦隊*9で突っ込んでた。

 弾避けが終わったら呼吸を整える。リセントを積むという視点に立ってこの曲を攻略しようと思ったら本当にここからが勝負。その先絶対に落とさないためにもここで気合をいれよう!

101~117小節

やることがとにかく多い最重要パート。正しい意識を持って焦らず的確に

 さあここからが本番。忙しい上配置がコロコロ切り替わるここで崩れないためにはしっかりと曲を理解して正しい意識を持つのが大事。

 まず大前提として、この部分の拍子を理解すること。この部分の拍子変化は、

6/4→5/4→6/4→5/4→6/4→5/4→6/4→6/4→6/4→5/4→6/4→5/4→6/4→5/4→6/4→6/4

になっている。基本は5/4と6/4を繰り返すけど109と117小節目だけここも6/4になる。曲を聴きながら確認していくとわかりやすいんだけど、これ何ってE.G.G.のグルコスボス曲シリーズや音ゲー界に散見されるプログレッシブロックの音楽とは違って「本当はめちゃくちゃ細かく拍子変化しているのに曲が精巧に作られているせいでその変化を読み取りにくい」という問題がある。だからまずはこれを知識として頭に入れるしかない。

 ここまでの拍子に関する説明を見て???となっている人は「音ゲー曲を音楽的に解析する」経験が足りない。例えば今目の前にある音符が8分なのか12分なのか16分なのか見分けるのは基本中の基本だし、こういった変拍子に関しても曲中のどこが小節ごとの区切りになるのかということについては(直感的で全然問題ないので)理解して欲しい*10。ここまでだらだらと話した上で突き放しちゃって申し訳ないんだけど、最低限そのあたりの整理が出来ていない人にこの曲でリセントを盛ることはできない*11

6/4→5/4→6/4→5/4→6/4→5/4→6/4→6/4

 その前提に立った上で話を進めるわけだけど、2サビの前半について癖がつく箇所があるとすれば取り敢えずホールドと108,109の5連打の認識なので、この2つについて癖をつけないように頑張るやり方を書いておく。

 ホールドについてはまず103の頭を忘れやすい。小節の先頭にホールドが来ずに裏拍で始まる&ご丁寧にその直前にも赤があるので何も考えていないとここで呪われる。これについては104も同様で、あとこれ以外の配置もそうだけど、このあたりは特に1プレー毎に譜面保管所で自分が間違えた箇所、危なかった箇所を見返して次そこで落とさないためにはどうしたらいいか考えるのが一番大事。逆に言えばホールドに関してはそれさえしっかりできればそこまで困るほどでもないのでは、というのがおじさんの見解。

 108と109の5連打の認識については特に108に関して、5連打→8分3回→5連打→8分3回というリズム構造になっているのをしっかりと理解しておくのが最も有効な癖を回避する手段になる。もう薄々気づいてるとは思うけど、この譜面って結局1サビ以外は癖のほとんどを縦認識でつけることになるので、必然的にリズムの正しい理解が肝心になってくる。

6/4→5/4→6/4→5/4

 110直後の8分5連打は全押し出来るので当然全押しで通す……んだけどここにも注意事項があって、ここの全押しは絶対に指を立てないといけない。なんでって、その直後に8分間隔を開けて控えている鍵盤は固定6kで捌くのが一番楽だからなんだよね。

 ずっと隣接した2打ずつのバラバラなパターンを繰り返すだけならそれは移動鍵盤でもいいんだけど最後に赤青の同時が片手3k階段を作る形で控えているのが厄介。別にここは読み替えて左手に寄せてもいいけどよほどこの操作に慣れてない限りはここでそんなことを考える余裕はない。だから思考停止で押せる固定6kが最善、という判断になる。

 111のホールドは内側。そして112以降のリズムキープが難しい拘束4kは「112頭からの緑青のトリルは2小節分続く」「113小節の小節線を踏んで6打叩く」ことを頭に入れるだけで一気に見通しがよくなる。もちろん112冒頭の緑は左側に寄せる。この操作は絶対に慣れておくべきだしそもそも16.90になる以前に既にやってると思う。

6/4→5/4→6/4→6/4

 そしてここからが本番中の本番。ここが最も癖からの大崩れが発生しやすいと同時に、さっきから口を酸っぱくして言ってきた拍子を理解することが最も効力を発揮する。

 114小節は左壁と青緑の繰り返しが3拍(壁6回)繰り返された後左壁→赤緑が2拍(壁4回)続き、最後に左壁を押してから16分3打、という流れになる。この間に8分以上の間隙はない。青緑トリルパターンと赤緑トリルパターンと階段パターンがちょうど3-2-1拍で続くので、さっき言った「ここは6/4拍子である」という理解のもとにこの部分の入力パターンを理解すれば一気に見通しがよくなる。

 115小節も似たようなもので右壁と青緑の繰り返しが3拍(壁6回)→右壁と全押しの繰り返しが2拍(壁4回)というパターン。ここが5/4拍子で114小節とは異なるということを知らずにいるとここで足を掬われる。最後の壁→16分3打の流れは取り去られてそこから115小節にすぐ進む、ということが頭にないと一気に崩れる。

 1サビに困っていない人は116小節が最難関、というパターンがほとんどだと思う。全押しをする側の手が途中で切り替わる。でも切り替わるのは中間、つまり116小節頭から3小節進んだタイミングで、そこまでに12打、全押しは6打捌くから4つ区切りで3つずつ、という認識でやるのが一番いい。

 大抵の人は全押しをする手の切り替えで引っかかって、こういうのは巻き込みが怖くて全押しをしない方の手に注目がいきがちだけどそれでここを理解するのは難しい。むしろ逆で、116小節の4拍目に入ったらすぐに右で全押しをして、それが先だという理解に立った方がすっと入っていく。このあたりはしっかりとイメトレを積むべきだね。

 117小節も人によっては壁になる。ってかここはまんま壁。壁4打の後のフリック4連がジグザグだから本当に動きが忙しい。一応ガードレールはあるのでコースアウトは怖くない。だからとにかくここはレバー指示に合わせて多動して、しっかりと壁のタイミングを合わせる。んでもって最後の16分全押し8打を忘れない*12

 ここまで出来たらあとは最後で油断することさえなければ大丈夫!これを10回繰り返すだけで君もレマス!いやほんとにおつかれさま~。といっても単にこの解説を読んで10回やるだけでレマスなんてことはもちろんなくて、毎回毎回プレーが終わる度に自分がどこで間違えたのかしっかり検証するのが大事。おじさんの場合は前半はいろんな癖がついて悪化する一方だけど、後半はむしろその作業を怠らなかったおかげでどんどん改善して最終的には2サビの失点が600点で(上手すぎ!?)済むようになった。

 だからとにかく最後まで自分はレマスになれる!という絶対の自信を持ってここを乗り切るのが大事。そして何より油断だけはしないこと。レマス目前、べ枠の貯蓄も十分という状態でMeteorsnow盛りを始めて「さすがにいけるやろ」となって油断して最後の1回で大事故を起こして結局Meteorsnowルートを諦めることを余儀なくされた人をおじさんは知ってるので*13……

レマスも含めて、音ゲー上達のために

 16.90記事でも似たようなこと言った気がするのでここでやるのはほっとんど補足みたいな話だけ。

keionkakimasen.hatenadiary.com

 ちなみにこれの投稿日付が2023/9/26で実際にレマスになったのが2024/1/15だから実際にかかった日数は112日だった。ちょっと長引いたけどほとんど理想通りのペースで行けたと思う。

 だからここからはその100日強で思ったことの補足。一つは「地力と研究の両輪をキッチリ回すこと」、そしてもう一つは「根性を見せること」

 地力だけに頼ればしっかりとその譜面単体を見ることをないがしろにして足をすくわれるし、研究力だけに頼っていると地力差別に遭ったときにもう確実に詰む。どっちかへの偏重は良くなくて、どっちも取れるようにすべき。おじさんは地力を得るためにSDVXも触ったけど、結局同じAC音ゲーへの投資ならオンゲキの14・14+埋めに全部回した方がレマス狙いの観点で言えば得だし*14、どうしても他から地力を持ち込みたかったら家でプレー料金のかからない音ゲーをやればいい。おすすめはユメステで黒日記乱ノック。(再掲)

 一方研究に関しては一番大事な作業はやっぱりフィードバックを得ること。運指の作り方とか色々あるけど、結局「それが自分に出来るのか」をしっかり見て最適なやり方を模索する作業が出来ないとダメ。そういう意味では上達目的の音ゲーって自分の弱さとひたすら向き合う作業なんだよね。

 で、そうなったらモチベなんかなくなるじゃん?でもこれでへこたれているとレマスにはなれない。むしろこの過程を楽しむ気概が必要で、レマスを目指して実際そのための努力が今できているという人はそのつもりでやっていると思う。でも最終的にはべ枠の最低限の要件を満たしてもMeteorsnowの出来がいい日を待てだとかお前15のSSS+が少ないからさっさと7000乗ってる取りこぼしを回収しろとか本当に理不尽なことばかり言われる。苦手譜面からも逃げちゃいけないし、それが15.1以下の譜面なら尚更。いくらオンゲキが楽しくたって、嫌になって来るでしょ?

 そこで投げ出さないために根性見せなきゃいけないってわけ。所謂根性論は確かに間違ってるしおじさんも大嫌いなんだけど、根性無しには何も成せないってのもまた事実だから。

おじさんのその後と、新たなる挑戦者

 おじさんはレマスが終わったのでこれからはマターリと理論値を増やしていく予定。

まふゆソロパートがアウトロの次に難しい

 とりあえずレマス後最初の理論値はまふゆちゃんへの恩返しも込めてこれに。これ以降も「ゲーセンに行く度に理論値を増やす」ことをノルマにする。あと、今はいろいろあって止めてるけどそのうち確定だけさせて具体的な作業をサボってる夏撃の取得と、13から14+にかけてのスコア上げをしてスコア力を蓄えて、たんまり残った15の未SSS+を破壊する予定。

 ……で、こんな感じで余生(?)を謳歌*15してたところ、同じ魔王軍のえりかちゃんから突然「ホシノさん!私とオンゲキ勝負してください!」とのお誘いが。「いいけど、今のおじさんすっごく強いよ~?なんせレマスも取ったし」と言ってみたところ、なんとえりかちゃんからこんな画面を示された!

CHUNITHMでも取得が特に難しい称号のひとつ

 「どうですか?これで互角ですよね?さあ始めましょう」

 なんとこのえりかちゃん、おじさんがレマス狙いをしてる最中に裏でコソコソオンゲキをやっていたらしく、おじさんとほぼ同時にレマスに到達していた。この勝負がしたいがためだけに本業のウニボルテをほっぽり出したらしい。なんで?

 そしておじさんはえりかちゃんと自選投げ合いで2番勝負!その時の曲目が、

 

 小鳥遊ホシノ自選:Good bye, Merry-Go-Round.[MAS]

 蒼井えりか自選:Fragrance[EXP]

 

 

 

 

 



 

 

 

 「あのねえりかちゃん、その譜面は手違いで実装されてなくて」

 「デマですねそれ」

 

 じゃんけんにも負けてえりかちゃん先攻になったのでハァ~~~~~~~と過去一のクソデカ溜息をつきながらオンゲキの筐体へ。悪態をつきながらハイスピを14.0に設定、その状態でフレグラ赤を開始すると……

この時点でおじさんには「最後が通って安心した」以外の感情がなかった

 はい。まあざっとこんなもんだよね。そのままメリゴでえりかちゃんをボコボコにしたおじさんは「フレグラ赤は集団幻覚、いいね?」とえりかちゃんに釘を刺しておいたってわけ*16。こうしてえりかちゃんは真面目にボルテに向き合うことになった。あと1年でインペになる!ってやる気に溢れてていいねえ、おじさんにはもう眩しいよ。

感謝

 最後におじさんのレマス狙いを応援・アドバイスしてくれたみんなに感謝の言葉を述べて終わりにしたい。特にべ枠の参考にした生塩ノアちゃん*17高難易度譜面の向き合い方を色々教えてくれたぷないちゃんほとんど同じレベル帯で一緒に切磋琢磨してくれた別府響ちゃん*18広瀬すずちゃんありがとう!マジで最高マジで感謝

 そして何よりも忘れちゃいけないのはゲーセンへの感謝。河原町のラウワンと円町のKINGだね。特にプレイランドキング円町店、ほんとにお世話になった。定期的に200円3クレのサービスをしてくれたから常にびんぼうなおじさんにはほんとに渡りに船だった。なのに、

また、守れなかった

 こんなことになっちゃった。それにそれだけじゃない。おじさんにはもう一人恩人がいる。

爆発物取締罰則違反 桐島聡(70)

 そう、サトシだ。

 思えばおじさんのレマス狙いはサトシくんに見守られていたなあと思う。あの店に行く度にサトシくんのポスターに挨拶していた。あのポスターは男子トイレの前にあるから先生に撮ってもらって、画面越しに「元気~?」って言ってた。地獄に落ちても許されない重大な過ちを犯して、今となってはもう生きてるか死んでるかすらも分からない、そんな彼に。

 

 2024年1月10日。プレイランドキング円町店の閉店が告知される。

 2024年1月15日。ホシノおじさん、RATING MASTERを達成。

 2024年1月26日。桐島聡とみられる男が神奈川県内の病院内で確保される。

 

 そして2024年1月29日、彼は息を引き取った。彼の最期の供述がぜんぶ合ってたら、享年70歳。警察のポスターに笑顔を載せることでみんなを笑顔にした、稀有な犯罪者だった。

 2024年1月31日。とうとう円町のキングは最終営業日を迎えた。みんなが別れを惜しみにゲーセンに集まる。オタクくんの熱気で店内は灼熱地獄。そんな中でおじさんは、

おまえが「王」だ

 この店の名前を冠する「KING」の理論値を捧げた。そして最後の1曲の前になって、おじさんの目からは涙があふれる。たった4か月の短い付き合いだったけれど、それでも本当に思い出深かったから。

今日ほどこの曲を難しく思った日はない

 緊張で腕が全く動かなかったけど、おじさんの円町キングでのオンゲキはここで終わり。あーあ、また河ラが混んじゃうな……

 今までありがとう。キングとサトシ。

おわりに

 ここまで、おじさんがレマスになる過程で感じたこと、考えたことはなるべく全部まとめた。もちろんレマスになることは誰もが出来るわけじゃないし、これから大型アップデートでレマスになる道自体閉ざされる可能性だってある。でもまだあきらめてない子たちは、頑張って。ここが正念場だから。それじゃ。

*1:あとこの人は「ちなつがさくせいするへや!」の住人らしい。おじさんもストライクゾーン……ってコト!?

*2:ただし、未プレイ&ろくにやってない連中は除く

*3:理由を何回か先生に聞こうとしたけど、全部はぐらかされちゃった

*4:正直bright MEMORY譜面に蔓延るこの傾向はおじさんは気に入らない

*5:具体的には13+と14の9000埋め。このレベルの精度詰めをしないとここは乗り越えられない

*6:おじさんの後輩。地元で銀行強盗の傍らオンゲキをしている

*7:見たままといっても何の工夫もしてない訳ではなくて、空打ち練習を通してここの動きを指先に染み込ませた。選曲してから譜面が流れてくるまでの短い間は実際のボタンを押しても問題ないから毎回ここの確認に使った

*8:正直ここは読み替えても癖がつくと思う。配置がもう読み替えさせたくなさそうだし

*9:DDF、N100、温泉SSR

*10:今回は全て分母が4である上8小節で1ループという簡単なパターンなので尚更

*11:むしろこの程度の基本的知識もないのにレマス狙いが出来る地力がある方が怖いぐらい

*12:流石にここの階段は~みたいな説明はいらんでしょ

*13:もっと恐ろしいことに、16.99で1年以上停滞してる子も普通にいる。16.99の滞在時間は意識と戦略時間で15分で終わることもあれば無限に長引くこともある。くれぐれも油断することなきよう……

*14:オンゲキ上手くなりたいのにオンゲキ以外やってどうすんの?という話が説得力を持つ事例はこれ

*15:むしろここからシューターとしては本番なんだけど

*16:真面目にオンゲキ要素なーんもないしこの譜面のこと誰が好きなの?一応ボルテの灰燼にもつまみはないけどFX併用による認識・視覚的な難しさがあってユメステの怪物プレマイ情熱黒もMalodyでしかないけど「プレイヤーの多指力を鍛える」というゲーム側の理念には適う。では、ベルが1個あるだけで後は読み替えすらほとんど無意味な謎の6kが続くこの譜面は?

*17:いろはさんの生徒

*18:結局ヴェールヌイなのか響なのか分からない